当院の治療は、中国医学の「弁証論治」に基づいております。
まず、患者さんの生活習慣などを問診し、顔色や舌、おなか、脈などを診て「証」を決定します。
これが「弁証」で、西洋医学では診断に相当します。
「論治」とは治療のことで、弁証で得られたデータを基に治療方法を決定します。
西洋医学のように症状だけを診るのではなく、体内のバランスを整えることに重きをおき、結果的に症状も緩和していきます。
鍼灸治療は、東洋医学の一分野として、
中国に起源を持つ我が国の伝統的医療です。
鍼(はり)や灸(きゅう)と呼ばれる専用の治療道具を使用して、身体の表面にある「経穴」(ツボにあたる部位)や特定の筋肉・各部位などに対し治療を施し、症状の改善に効果をあげます。鍼はステンレス製で、太さ0.1~0.2mm、長さ30~50mmで、経穴(つぼ)に刺入します。また、刺入せずに皮膚に接触させる方法もあり、小児鍼として乳幼児の夜尿症、夜泣きなどに効果があります。灸はもぐさを用いて経穴に熱刺激を加える方法で、直接皮膚にのせて着火させる直接灸と、もぐさと皮膚の間に緩衝材を入れる間接灸とがあります。当院では、インフォームドコンセントのもと、症状や状態に合わせて治療法を考えます。

こんな病状にお困りの方、おすすめです。
WHO(世界保健機関)で以下の病気が適応であるとしています。
神経系疾患
神経痛・神経麻痺・脳卒中後遺症・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠・神経症・ノイローゼ・ヒステリー
運動系疾患
関節炎・リウマチ・五十肩・腰痛・外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫)
循環器系疾患
心臓神経症・動脈硬化症・高血圧低血圧症・動悸・息切れ
呼吸器系疾患
気管支炎・喘息・風邪および予防
消化器系疾患
胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)・胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾
代謝内分秘系疾患
バセドウ氏病・糖尿病・痛風・脚気・貧血
生殖、泌尿器系疾患
膀胱炎・尿道炎・性機能障害・尿閉・腎炎・前立腺肥大・陰萎
婦人科系疾患
更年期障害・乳腺炎・白帯下・生理痛・月経不順・冷え性・血の道・不妊
耳鼻咽喉科系疾患
中耳炎・耳鳴・難聴・鼻出血・鼻炎・ちくのう・咽喉頭炎・へんとう炎
眼科系疾患
眼精疲労・仮性近視・結膜炎・疲れ目・かすみ目・ものもらい
小児科疾患
小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)・小児喘息・アレルギー性湿疹・耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善
鍼の太さは注射針より細く、髪の毛ぐらいですので、痛みはほとんどありません。
また、鍼は全て使い捨てですので感染の心配は全くありません。